眠れないので短めに投下する。春の夜風のせいか、ちょっと現実味のない話になるかもしれん。反応あったら続きを書く。
>>1
反応あったらとか言ってる時点で続きあるやつだお
はよ投下しる、おまいら待機だお
>>1
終電逃しから入る話は当たり多いねん
はよ書けや、そこで止めるのずるいで
>>2-3
じゃあ少しだけ書く
終電逃して駅前に出たら、春なのに妙に人の気配が薄かった
寒いってほどじゃないのに、ベンチだけがやけに冷たく見えた
春の夜の駅前ってだけで懐かしい…
なんか…いいな…
ぼくしょうがくせいです
これこわいはなし? それともねむいだけ?
通りすがりだけど、こういうのは音と匂いを書くと急に生々しくなる
>>7
音はほぼなかった
たまに信号機の電子音が遠くで鳴るだけで、駅前なのに店の看板も半分くらい消えてた
風だけが変にあった
ベンチだけ冷たく見えたってなんやねん
でもちょっとわかるの腹立つわ
>>9
わかる…夜って物の温度が見える時ある…
これは泣ける…いやまだ泣かんけど…
駅前の自販機でコンポタ買うやつ昔いたお
ブーンが来たおって感じの深夜だお
で、改札の正面にある小さい広場の端に、男が一人立ってた
白い紙袋を下げてて、コンビニ袋じゃなくて、もっとちゃんとした紙のやつ
なのに中身が入ってる感じが全然しなかった
>>12
しろいかみぶくろのひと?
それほんもの? ここbotまざってない?
>>12
紙袋で中身ない感じは地味にいややな
なんでやねんって言いたいのに言われへん種類の変さや
>>12
白い紙袋はアカンお
無地ほど怖いものはないお、昔のVIP怪談でもそうだったお
>>13-15
怖いっていうより、最初はただ浮いて見えた
周りの暗さと合ってないというか、その男だけ駅前の照明に馴染んでなくて
しかもずっとこっち見てるんじゃなく、俺の後ろの何かを待ってるみたいだった
で、そいつはなんか喋ったんか
ずっと立ってるだけやとまだ不審者で済むけど、口開いたら一気に変わるで
喋った
最初の一言が時間の聞き方みたいなやつで
「いま、七分二十四時で合ってますよね」って言った
意味はわかるのに、頭に入る順番が変で一瞬返せなかった
ちょっと長くなるが、その違和感はかなり大事だと思う
普通の言い間違いなら聞き直した時点で修正が入るんだが、最初からその語順で出てくるのは、本人の中ではそれが自然ということになる
要するにだな、酔っ払いとか噛んだとかより、時間の並び自体を別の向きで掴んでる感じがある
その一言だけで景色が裏返る感じする…
これは泣ける…まだ怖い寄りだけど…
関係者だけど、終電後の駅前って酔客と待ち合わせ勢と送迎でだいたい3種類に分かれるんだよ
ここだけの話、時間の言い方がおかしいやつはたまにいるけど、駅名まで怪しくなるやつは別口
そこ、駅員とか警備じゃないよな
駅員ではなかったと思う
むしろ案内する気はあるのに、土地の名前だけ曖昧な感じだった
俺が「ここ○○駅ですよね」って言ったら
「ええ、○○駅…いや、○○前駅…いや、川のほうの○○です」って毎回言い直した
駅名を毎回言い直すのはあかんやろ
なんでやねん、最寄りに自信ないやつがそこで待つなや
始発組だけど、駅名の言い直しはたまにビッグサイト周辺でもある
国際展示場と有明をごっちゃにする新規はいる
でも地元の駅前でそれやるのは別物だな、東1ホール集合を毎回東2って言い直すくらい不穏
主婦だけど一言
年配の人だと場所の名前が混ざることはあるよ
でも時間まで逆になるなら、うちはこうしてるよって話じゃ済まない感じがする
年寄りって感じではなかった
40いってるかどうかくらいで、声も普通
スーツじゃないけど妙にきれいなコート着てて、酔ってる人のふらつきとも違った
ただ、話すたびに今いる場所の輪郭だけ少し外してくる感じがした
長文スマンが、ここで駅名と言い直しがセットなのが効いてる
時間だけ変なら本人の感覚のズレ、場所だけ変なら記憶違いで説明できる
両方が同時に起きると、本人が今どこにいて今がいつなのか、その座標の持ち方自体がおかしいという話になる
で、俺がスマホ見て「0時24分ですね」って答えたら
男が一回うなずいてから
「そう、四十二分ゼロ時を過ぎたばかりです」って言い直した
わざとじゃなくて、確認してるみたいな口調だった
業界の人間として言うと、深夜帯の声かけってだいたい目的があるんだよ
タクシー拾い、客引き、ナンパ、宗教、終電逃し同士の連帯、このへん
でも時刻を逆から言って駅名を固定できないのは、ここだけの話、そのどれでもない
四十二分ゼロ時は草やけど草生やしてる場合ちゃうな
ほんまに会話できてるのに噛み合ってへんのが一番いやや
そう
しかもこっちの返事はちゃんと拾うんだよ
拾うのに、返ってくる言葉だけ順番が違う
会話の骨だけ合ってて、肉の付き方が違う感じ
懐かしい…って言い方は変だけど
夢の中の会話ってそういうズレ方する…
泣いた…
主婦だけど一言
夢っぽいって言われるのはわかる
でも夢ってもっと自分に都合よく進まない? こういう細かい気持ち悪さだけ残るの、逆に現実っぽいよ
そのあと男、急に広場のベンチのほう見て歩いた
誰か座ってたわけでもないのに、端から端まで目でなぞって
「ここに切符を置いたはずなんですが」って言った
もちろん何もなかった
ない切符を探し出したんかい
ほんまに一個ずつ嫌な要素足してくるやんけ
要するにだな、ここでかなり段階が上がった
落とし物を探す人間は普通、ポケットや足元や通った経路を見る
最初からベンチの表面に限定して、しかも存在しない薄いものを探すのは、記憶の中の景色だけ見てる動きなんだよな
始発組だけど、ベンチに薄い紙を置き忘れるのはある
サークル通行証とか地図とか、風で張り付くやつ
でも切符だけピンポイントは変だな
サクチケ譲って並みに言葉が現実から浮いてる
関係者だけど、紙の切符って今でもゼロじゃない
ここだけの話、私鉄の乗り継ぎと近距離だとまだ残ってる
ただ、あいつの探し方は『落とした客』じゃなくて『そこにある前提の人間』なんだよ
ベンチの下も見ないし、周りの地面も見なかった
座面を指先でなぞるだけだった
何か薄いものが張り付いてるのを確かめるみたいに
白い紙袋はその間ずっとぶら下がってたけど、やっぱり空っぽみたいに軽そうだった
ベンチの表面だけ探すの、映像がある…
これは泣ける…というか冷える…
ここまで来ると夢オチ派と現実派で割れそう
私は半々かな
ママ友の間では変な夢って起きたあと細部がぼやけるけど、>>1は細かすぎるのよね
長文スマンが、夢オチにするにはディテールの置き方が妙に地味なんだ
化け物が出るとか、空が割れるとかじゃなくて、時間の語順、駅名の再指定、存在しない切符、この3点で削ってくる
夢ならもっと派手に崩れる。これは派手じゃないまま筋だけおかしい
ワイはまだ夢派3割あるわ
春の夜風と終電逃しで頭ふわつくのはある
せやけど、夢にしては会話の嫌らしさが具体的すぎるのもわかる
ここだけの話、春先の深夜って低血糖とか寝不足で知覚おかしくなる人は実際いる
ただそれでも、相手側まで同じ規則でズレ続ける説明にはならない
業界の人間として言うと、そういうのは一番扱いに困る
で、切符が見つからないまま男がやっと俺を正面から見た
目が合った瞬間に、待ってたのが俺の後ろの何かじゃなくて、最初から俺だった気がした
そいつ、すごく普通の声で
「ひと駅ぶん戻れば、まだ間に合いますよ」って言った
でもその時間、もう電車なんか来ないはずだった
結論から言うと、その時点でもう終電の話じゃないんだよ。来ない電車を「間に合う」って言う相手について行ったらダメに決まってるだろ
おまいらwww急に温度上がりすぎだお
でもこういうの嫌いじゃないお
正直、そのとき帰ればよかったんだと思う
でも意味がわからなすぎて「何がですか」って聞いたら、男は答えずに歩き出した
ホームの方じゃなくて、改札の方に
うわ…ここで逆方向行くのは泣いた…
春の駅ってだけでエモいのに、急に冷たくなる…
それAIで経路ログ取ってれば即終了だろ
人間の記憶だけで追うの非効率すぎる
こういう無言で先に歩く感じ、石田彰さんで再生される
静かなのに圧がある役うますぎるんだよな
改札はもう閉まってた
駅員も見えないし、ガラスの向こうのホームも暗かった
なのに男、改札の外に立ったまま耳を澄ますみたいにして、しばらくしてから小さく「ああ、まだ出てない」って言った
はっきり言って異常だよ
発車を聞くならホーム側に決まってるだろ。改札の外で確認してる時点で、そいつが聞いてるのは現実の電車じゃないんだよ
通りすがりだけど、相手が場所じゃなく時刻に合わせて動いてるのが嫌なんだよな
駅を使ってるようで、見てるのは別の層っぽい
俺もその時そういう違和感があった
駅の音って、改札の中から聞こえる感じがあるだろ
でもその時は、もっと遠くからというか、建物の裏から響いてくるみたいな発車ベルで、方向が変だった
(((( ;゚Д゚)))
それもう駅の音じゃなくて記憶のSEだお
そのまま男について駅前の方へ出た
深夜だから当然ほとんど真っ暗だったんだけど、閉まってるはずの売店だけ電気がついてた
シャッター半分下りてるのに、中の蛍光灯だけ妙に白くて明るかった
閉店済みの売店だけ灯ってるの、絵が強すぎる…
これは泣けるというか無理…
ラジオで言ってたけど、こういう無人の明るい場所って一番怖いんだよな
人がいないのに照明だけ生きてるやつ
自販機は消えてるし、タクシー乗り場も真っ暗だった
本当にその売店だけだった
しかも近くまで行っても店員の気配がなくて、雑誌棚も見えないのに、光だけある感じだった
要するに、そこだけ営業してるんじゃないんだよ
光だけ残ってるんだよ。中身がないのに機能だけある状態、間違いない
そこで男が初めて振り向いた
で、普通に
「遅いよ、翔太」って言った
個人情報の扱いがレガシーすぎるだろ
AIなら匿名化してから呼ぶ
もちろん名乗ってない
このスレでも本名じゃなくて適当に書いてるだけだし、あの場で誰かに呼ばれた記憶もない
しかも苗字じゃなくて下の名前だった
下の名前呼びは距離感バグってるんだよな
櫻井さん系の親しげな怖さある
漏れならその時点でブーンして逃げるお
でも>>1が固まるのもわかるお…
逃げようとして、一歩引いた時に気づいた
男の持ってた白い紙袋、風で口が少し開いたんだ
中、何も入ってなかった
底まで見えた
空だったのかよ…
ずっと何か入ってる前提で読んでたから、そこで泣いた…
はっきり言ってそれが一番まずいんだよ
持ち物ってのは中身のために持つんだ。空の袋をあの重みのなさで下げ続けてる時点で、そいつは運んでるんじゃなく形だけなぞってるんだよ
で、そこから一気に変になった
駅前の時計が、見るたびに合わない
売店の上の丸時計は0時12分、向かいの銀行の時計は11時58分、少し先の駐輪場のデジタルは0時16分だった
さっきまで気にしてなかったのに、急に全部ズレてるのがわかった
横からだが、時間が進むんじゃなく基準が複数ある状態だな
場所ごとに別の今になってる
シンギュラリティ来たら時刻同期ぐらい一発なのに
人間の世界、NTPすら怪しいな
男はその時計を見比べるでもなく、当然みたいな顔で歩いてた
売店の明かりを横切る時に、またどこかで発車ベルが鳴った
改札の外にいるのに、今度はすぐ背中側から聞こえた
( ^ω^)・・・
後ろにホーム生えてるのは反則だお
その時、男が紙袋を軽く持ち上げて覗いた
空なのを確認するみたいに一回見て、独り言みたいに
「やっぱり入ってないか」って言った
で、すぐ俺の方見て
「じゃあ君のほうだ」って
君のほうだ、って何…
主語がないの怖すぎる…泣いた…
そのセリフ、低い声で言われたら終わる
中村さんでも津田さんでも無理だわ
そこで初めて、売店の横に通路なんかなかったはずなのに、細い隙間があるのに気づいた
シャッターと壁の間みたいな暗い筋で、人ひとり通れるかどうかくらいの幅だった
男は俺の名前をもう一回呼んで、その空の紙袋を下げたまま、当たり前みたいにそこへ入っていった
細い隙間を抜けた瞬間、背中がぞわっとした
狭いはずなのに妙に風が通ってて、暗いのに前だけ少し明るかった
で、男の背中を見失わないように二、三歩ついてって、ほんの一回だけ後ろを振り返ったんだ
戻した時には、男だけいなかった
ほんとに一瞬だぞ。足音も止まってない感覚だったのに、前には誰もいない
なのに紙袋だけが少し先でぶら下がってるみたいに揺れてて、風にあおられてからっと鳴った
ちょっと長くなるが、ここはかなり重要だ
消えたのが人間そのものなのか、>>1の認識からだけ抜け落ちたのかで話が変わる
要するにだな、紙袋だけ残って見えたなら「持ち主が去った」のではなく「持ち主の座標だけ消えた」みたいな気味悪さがある
紙袋は地面に落ちてなかった
誰かがまだ持ってる高さで、でも持ち手のとこには手が見えない感じだった
次の風でようやく落ちて、ころがるでもなくその場で口だけぱたぱたしてた
主婦だけど一言、紙袋って風の向きで変な動きすることあるよ
うちはこうしてるよって話じゃないけど、軽い袋は見た目より怖い動きする
MECEに分解すると仮説は3つ
1. >>1の知覚異常 2. 第三者の退避行動を見失った 3. そこだけルールの違う空間に入った
So what?が不足しているのは紙袋の挙動で、ここが仮説→検証のボトルネック
俺の若い頃はな、夜道で妙なの見たら追わずに走って帰ったもんだ
最近の若者は好奇心で踏み込むからいかん
紙袋が落ちたところに、切符が一枚だけ入ってた
さっきまで男が持ってた袋、空だって自分で確認してたのにだ
拾って見たら、駅名は地元の隣駅なのに日付だけ去年の春になってた
>>89なんでやねん
一年ズレはさすがに盛りすぎやのに盛ってへん感じが一番怖い
去年の春の切符ってだけで急に懐かしい匂いするの何なんだろ…
これは泣ける…いや怖いんだけど…
長文スマンが、切符の日付が一年ずれるのは単なる怪異演出では片付けにくい
機械印字はその場の現在を刻むものだから、もし本物なら「その切符が出た時点の春」が別に存在したことになる
要するにだな、男は未来人とか過去人とかいう雑な話ではなく、季節の継ぎ目からはみ出た残りみたいなものだったのかもしれん
主婦だけど一言、レシートとか切符って紙の匂いで古さわかる時あるよ
湿気た押し入れみたいだった? それとも新しかった?
>>93古くはなかった
むしろ出したてみたいに張りがあったのに、印字だけ去年だった
あと変なのが、改札に通した覚えもないのに端が少しだけ噛まれたみたいに欠けてた
仮説→検証で言うと議論は完全に割れる
時間ズレ派は切符の日付を重視、心理派は深夜疲労を重視、演出派は>>1の語りの整い方を重視
Why so? に対する答えが各自で違うから、このスレは収束しない
最近の若者はすぐ異世界だの時間だの言うがな
寝不足で駅前うろつけば変なもんの一つや二つ見る
>>96せやけど説明つかん切符まで出てきとるやん
寝不足で日付一年ズレる機械あったらJR終わりやで
解釈割れるのも含めて春の夜って感じする…
答えが出ないほうがエモい…泣いた…
そのあと明るいほうへ出たら、普通にいつもの駅前だった
通路なんか最初からないみたいに売店の横は壁で塞がってて、紙袋もなくなってた
でも切符だけはポケットに入ってて、今もある
ちょっと長くなるが、最後に一点だけ
物だけ残る怪談は多いが、逆に物が証拠として残るからこそ説明が割れる
要するにだな、>>1にだけ余韻が残って住民はそれぞれ別の話として受け取る、この終わり方が一番後を引く