【悲報】日曜深夜のホームに現れた「月曜日行き」、乗ったらスレごと逃げ場がなくなる
日曜23時48分、無人駅の電光掲示板に表示された行き先はまさかの「月曜日」。社畜ネタかと思いきや、白線・改札・車掌・通知音までつながっていく完成度高めの怪談スレに発展した。
ホームの電光掲示板に知らない行き先が出てた。乗ったら戻れない気がしたけど、後ろから改札の音が近づいてきた。
続き書く。
時刻は23時48分だった。
電光掲示板の一番下に、臨時とだけ赤く出ていた。
行き先は月曜日。
発車時刻は00:00だった。
電光掲示板が切り替わった。
臨時 月曜日 00:00
停車駅 なし
その下に小さく、乗車口は足元の白線と表示された。
足元の白線は、いつの間にかホームの端まで伸びていた。
乗った。
床は濡れていなかった。
つり革は揺れていなかった。
車内広告は全部白かった。
扉が閉まった。
車内放送が入った。
声は低かった。
スピーカーからではなく、床の下から聞こえた。
切符を拝見します。
それだけだった。
座席の影を数えた。
乗客は八人に見えた。
影は九つあった。
自分の足元には影がなかった。
最初の乗客が改札へ向かった。
改札機は切符を吸い込まなかった。
代わりに声を出した。
佐伯和彦。
三十九歳。
営業二課。
月曜日へ通過。
次々に読まれた。
名前。
年齢。
所属。
役割。
母。
主任。
長男。
契約社員。
浪人生。
介護者。
改札機は、全員の名を読んだ。
財布を出した。
定期入れがあった。
入れた覚えのない古い定期券が、一番前に入っていた。
区間は、日曜日から月曜日。
経由は、終電後だった。
定期券を入れた。
機械の中で、紙ではないものが擦れる音がした。
しばらくして、画面が変わった。
不足額。
休日出勤。
券名は、月曜休み券だった。
有効区間は、月曜日駅から日曜夜まで。
使用条件が小さく書かれていた。
一枚につき、ひとつの予定を諦めること。
ポケットの中で、スマホが震えていた。
画面には通知が一件だけあった。
雑談板。
新着レスがあります。
続き書く。
ただし、ここまでが1話目。
電車はまだ発車していない。
通知音が一度だけ鳴った。
最初に聞いた改札の音と、同じ音だった。
元スレッド: 日曜夜の駅で『月曜日行き』の臨時列車を見た(215レス)