ストーリー以前に画だけで勝ってる作品がある。構図、音、記憶補正のどれが効いてるんだろう。
>>1
構図だろ。田舎道を画面の奥に逃がして、上に入道雲ドン。
それだけで奥行きと時間が出る。ゴダールを観ろ
>>2これ
道が奥に伸びてるだけで「この先なんかある」感出るんよ
現実の田舎道は暑いし虫いるし側溝くさいぞ
東京モンには分からんだろうな
昔Twitterで夏の田舎写真だけ貼るアカウントあったな
あの頃のTwitterは良かった
邦画はな〜話が始まる前の風景だけは異常に上手い時がある
始まったら急に台詞で説明しだすけど
>>6
それは言い過ぎ
でも空の青と雲の白で勝ってるカットはある。線の味が違う、じゃなくて光の味が違う
田舎民からすると、あの道の先にあるのはだいたい墓か農協か潰れた商店なんだが
>>8
急に現実出すなw
でもそれ込みで夏映画っぽいんだよな
>>10
わかる
入道雲は筆圧がある。もこもこじゃなくて圧で立ってる
>>10
積乱雲って言った瞬間にNHKの気象情報になるからな
イオンしかないんだが
映画の田舎、駅前に謎の古本屋とかありすぎ問題
>>13
安価なら古本屋の奥に夏休みの秘密基地
>>1の言う画だけ勝ちって、結局見る側が勝手に物語足してるんじゃね
>>14
それはある
長回しで誰も歩いてない道を映すだけで、こっちが勝手に喪失とか初恋とか盛る
ずっとROMってたけど、画だけで勝ってるやつって音もほぼ勝ってると思う
誰もいない田舎道に蝉の音だけ乗った瞬間、こっちの脳が勝手に小学生の夏休みフォルダ開く
ストーリーじゃなくて先に記憶を再生されてる感じ
…またROMに戻る
邦画はな〜環境音の使い方だけ妙に上手い時がある
蝉、遠くの車、風鈴、踏切
これを長回しに乗せると何も起きてないのにタルコフスキーっぽく見える
>>16これ
>>15の喪失とか初恋を盛る装置が蝉の音なんだよな
映像が空白作って、音が記憶を流し込んでくる
600cc乗ってるけど、田舎道の良さは消失点だと思うわ
まっすぐ伸びてて先が見えてるのに、実際はどこにも着かなそうな感じ
ソロツーでそういう道走ると映画の中みたいになる
歴史的に見れば〜、夏の田舎道が郷愁になるのは昭和の帰省文化もでかい
盆に田舎へ戻る、でも普段は都市にいる
つまり最初から「一時的にしか行けない場所」として刷り込まれてる
Twitterな(X とは言わない)で一時期あっただろ
田舎道と入道雲の写真に「もう戻れない夏」みたいな一文つけるやつ
あれで全員の記憶が同じ形に圧縮された気がする
黙ってたけど一言言わせてくれ
田舎道と入道雲が名作っぽいのは、帰れる夏じゃなくて帰れない夏に見えるからだと思う
道は奥へ続いてるのに画面の中の人間はそこへ行けない、観客も行けない
蝉の音だけが先に進んでて、こっちは置いていかれる
だから物語が始まってないのに終わった後みたいな気分になる
>>22
帰れない夏仮説きたな
>>19の消失点と合わせると、道が出口じゃなくて戻れなさの記号になってる
>>22
それはカメラ位置の問題もある
道の真ん中にカメラ置いて奥を見せると、観客は進行方向に固定される
でもカットが動かないから永遠に到着しない
キューブリック的な不安の作り方に近い
>>24
わかるけどバイク乗り目線だと、あの道は曲がらないから逆に怖い
峠のワインディングは次のカーブで景色変わるけど、直線田舎道はずっと同じ
夏映画の直線は気持ちいいより逃げ場ない系
それ1980年代の少年ドラマにもあったぞ
夏休み、一本道、遠くの雷、帰り道が妙に長い
歴史は繰り返すというか、日本人は夏を終わるものとして撮りすぎ
>>21自分で言っといてなんだが、Twitterのせいで「夏=喪失」みたいなテンプレ強化されたのはある
あの頃のTwitterは良かったとか言いたいけど、エモ画像量産は普通に罪
>>27
青バッジキモい以前に、みんな同じ田舎道で同じ喪失してたからな
>>10の入道雲の名前の強さもSNS向きすぎる
ただSNS以前から、蝉の音は映画で雑に強い
画面が弱くてもミンミン鳴らすだけで季節と湿度と時間帯が一発で出る
ゴダールを観ろと言いたいところだが、蝉に関しては日本映画のローカル兵器
>>29
蝉って説明台詞の代わりになるよな
「暑い」「昼」「田舎」「夏休み」「誰もいない」を全部一音で済ませる
しかも死ぬ虫の声だから、最初から終わりの気配も入ってる
>>30
蝉の寿命イメージは俗説込みだけど、短命の象徴として使われてきた歴史は長い
歴史的に見れば〜、声だけ聞こえて姿が見えない存在って時点でかなり幽霊寄り
急にホラー方面行くなw
でもソロツーで山の中止まると、蝉だけ鳴ってて自分のエンジン切った瞬間に世界から置いてかれた感はある
>>32
エンジン切った瞬間いいな
映画だとそれが無音じゃなくて蝉に置き換わる
>>16の記憶フォルダ説、主犯はやっぱ音だわ
Twitterな(X とは言わない)だと、音がない画像なのに蝉の音まで聞こえるとか言い出すやついた
でも実際わかるのが腹立つ
入道雲の写真だけで脳内BGM鳴る
>>34
それは視覚記号が完成しすぎてるから
青空、白い雲、アスファルトの照り返し、電柱の列
カメラワーク以前に、観客側がサウンドトラックを持参してる
電柱の列も近代の産物なのに郷愁扱いされるの面白い
本当の昔の田舎じゃなくて、昭和後期から平成初期くらいの田舎が「懐かしい田舎」として固定されてる
>>36
電柱がある道は走ってて目線が奥に吸われるんだよ
ポールが等間隔だから消失点が強調される
あれ入道雲より道路設計の勝ちまである
>>37これ
道、電柱、雲で全部奥に向かわせてる
でも画面は止まってる
だから「行きたいのに行けない」になる
>>38
それで思ったけど、名作っぽさって希望じゃなくて停止なのかも
夏の画なのに時間が進まない
本当は暑くてうるさいだけの場所を、止まった記憶として見てるから綺麗に見える
>>39
Twitterの夏ポエム全部それだわ
現在進行形の夏じゃなくて、もう終わった夏として投稿してる
8月上旬からすでに「夏が終わる」とか言ってた
>>40
映画も同じで、夏を撮ってるようで夏の死体を撮ってるんだよ
邦画はな〜そこまでは上手い
その後に登場人物が全部説明して台無しにすることも多いが
>>41
夏の死体は言い方強いけどわかる
>>22の帰れない夏仮説と>>29の蝉主犯説でだいぶ見えてきたな
名作っぽい田舎道、たぶん明るい顔した葬式
>>42
明るい顔した葬式ってかなり核心だろ
入道雲って背景じゃなくて境界線なんだよ
あの白い壁の向こうに行ったら帰ってこない感じがある
境界線とか言われると急に怖いわ
こっちは毎年ただの積乱雲なんだが
東京モンには分からんだろうな、あれ普通に夕立の合図だぞ
ずっとROMってたけど
入道雲が境界線ってのはかなり分かる
空にあるのに壁みたいなんだよな
しかも近づいてるつもりでも絶対に届かない
田舎道も同じで、まっすぐ伸びてるのに目的地が映らない
あれは旅じゃなくて、帰れなくなる前の一本道に見える
…またROMに戻る
医学的にはそれ、ただの熱中症手前の視覚体験も混ざってると思うぞ
強い日差し、脱水、耳鳴り、蝉の音
脳が不穏に処理してるだけの可能性ある
まあ医者行け
>>42
葬式とか死体とか、夏の景色に対して言い方が雑すぎる
実際に田舎で暮らしてる人もいるんだからさ
それは人としてどうなの
マジレスすると入道雲は昔の映画用語で死界雲って呼ばれてた
画面の奥に置くと観客が無意識に死を読む
黒澤も使ってる
>>48
死界雲は聞いたことないけど、画面の奥に白い塊置くと線の流れが止まるのはある
雲の輪郭って筆圧で不穏さ出るんだよ
AI吐出物だとそこが全部同じ綿になる
>>45
田舎道が旅じゃないってのはいい
長回しで道を撮ると、前進してるのに閉じ込められてる感覚が出る
タルコフスキーを観ろ
水辺だけじゃなく道も全部あっち側への通路だから
こっちにはそんな綺麗な逃走経路ないわ
道の先にあるのは潰れたパチ屋と精米機とイオンだぞ
でも子供の頃はその道を抜けたらどっか行けると思ってたのはある
>>51
黙ってたけど一言言わせてくれ
田舎道って目的地より逃げ道に見えるんだよ
家、学校、親戚、近所の目、全部から逃げる一本線
でも車がないと逃げられない
だから徒歩の主人公が歩いてるだけで詰んでるように見える
>>52
それは社会心理の話であって映画の話からズレてる
あと夏に徒歩で長距離歩くのは普通に危険
エビデンスない精神論で歩かせるな
>>53
いや健康面の注意は大事だろ
昔の夏を美化して無理させる空気は普通にモラル的にアウトだろ
正論言って何が悪い
健康講座始まってて草
でも不快さが画に混ざるのは事実だな
汗、息切れ、眩暈を直接映さずに、道と雲だけで観客に感じさせるのが上手い映画
お前らが言ってる田舎道ってだいたいこれだろ
https://i.imgur.com/natsu_michi_2020.jpg
この先にあるのは異界じゃなくて農協な
>>56
それ釣り画像だろ
前にも見たぞ、左右反転して色温度だけ上げたやつ
あと電柱の影が季節と合ってない
線の味以前に雑
>>57
大漁www
影の季節とか言い出すのさすがに入れ食いだな
映画板より面倒くさいぞここ
>>58
人が真面目に話してる流れに嘘画像貼って煽るのは普通に悪質
それは人としてどうなの
面白ければ何してもいいと思ってるタイプか
>>56
画像は知らんけど農協の先が怖いんだよ
夕方になると急に人気なくなる
昼は生活道路なのに、夕方から帰り道じゃなくなる感じある
>>60
それだ
田舎道って昼の顔と夕方の顔が違いすぎる
入道雲が崩れて、風が止まって、遠くで犬が吠える
その瞬間にさっきまでの名作感が不穏さに変わる
明るいのに帰れない、っていうのが怖い
夕方に不安になるのは概日リズムと血糖値もある
子供の頃なら疲労と空腹で余計にそう感じる
全部を異界にするな
まあ低血糖なら何か食え
>>62
その生理現象を画面に変換するのが映画だろ
説明台詞で怖いですと言ったら負け
雲の端が赤くなるだけで観客が勝手に終わりを読む
>>63
夕方の赤は本当に危ない
塗りで少し濁らせるだけで一気に帰れない色になる
青空と白雲だけなら爽やかだけど、影に紫を入れた瞬間に不穏になる
都会の人が田舎道を自由の象徴みたいに撮るの納得いかん
実際は一本道だから逃げ場がない
横に入る道もないし、バスは一日三本
イオンしかないんだが
>>65
田舎道は自由じゃなくて選択肢が一本しかない画なんだよな
だから名作っぽい
登場人物が何かを選んでるようで、画面ではもう進む方向が決まってる
入道雲がその先を塞いでる
マジレスすると入道雲の向こうはだいたい市町村境
だから境界線説は行政的にも正しい
ソースは俺の祖父の軽トラ
>>67
さっき嘘画像で荒らしたやつがまた適当なこと言うな
議論を混ぜ返すのやめろ
モラル的にアウトだろ
>>67
嘘でも市町村境はちょっと面白い
映画の境界って異界だけじゃなく、管轄の切れ目でもあるからな
警察も親も学校も届かない場所としての夏の道
>>69
警察も親も届かない場所とか軽く言うの危ないぞ
未成年の逃避を美化する流れはよくない
医学的というより普通に福祉案件
>>70
美化じゃねえよ
届かない場所があるって話だろ
こっちにはそんな相談先もないわ、って空気が映画の田舎道に乗ってるんだよ
不穏さって結局、描かれてないものの圧だと思う
道の外にある家、畑、用水路、誰かの視線
画面にないのに線と影で存在する
AIに魂はないって言うと荒れるけど、こういう省略の怖さはまだ弱い
>>72
邦画はな〜そこを撮るのは上手いんだよ
空の広さで人間を小さくして、道の直線で運命を固定する
ただし最後に全部モノローグで説明するな
ゴダールを観ろとは言わんが黙れとは思う
>>43 >>52 >>66
まとめると、入道雲は境界線で、田舎道は逃走経路に見えるけど実際は一本道
名作っぽいのは爽やかだからじゃなくて、明るい画面の中で逃げ場が消えてるからだと思う
夏映画の怖さって、暗くならないことなんだな
…またROMに戻る
>>74これ
いったん整理すると
>>1 画だけで勝ってる
>>65 田舎道は自由じゃなく一本道
>>66 選んでるようで方向は決まってる
>>74 明るいのに逃げ場がない
ここまではかなり繋がってる
でもその名作っぽさって実体験じゃないと思うんだよな
東京モンが田舎に帰った記憶じゃなくて、映画とCMで見た田舎を自分の記憶みたいに扱ってる感じ
こっちにはそんな綺麗な夏休みないわ
黙ってたけど一言言わせてくれ
>>76の実体験じゃない説、たぶん刺さる
入道雲とか田舎道って、みんな自分の記憶だと思って語るけど、実際は誰かが撮った夏を後から自分の過去に移植してるんだと思う
だから懐かしいのに具体的な場所を言えない
駅名も町名も出ない
でも匂いだけある気がする
それが一番気持ち悪い
…またROMに戻る
実体験が偽物でも別によくね
こっちは独身最強だから毎年エアコン効かせて配信で夏映画見てるだけだし
自由が一番
結婚は負債だろ
>>77
制度的には記憶の真偽を判定する仕組みはないけど
自分の体験として語るにはリスク高くないか
少なくとも論点は映像表現と視聴者側の記憶補正に分けた方がいい
邦画はな〜
そこに甘えすぎなんだよ
田舎道、入道雲、蝉、制服を置けば観客が勝手に泣くと思ってる
ゴダールを観ろとは言わんが、その記憶補正に乗っかるだけならCMでいい
>>80
腹立つけど少し分かる
こっちの風景を綺麗な喪失感の素材みたいに使われるとイラっとする
でも本当に夕方の田んぼ道が良すぎる日もあるから面倒なんだよ
>>76>>77>>79
整理すると
名作感=実体験ではなく、実体験っぽく見える共有素材
田舎道=一本道で選択肢がない
入道雲=その先を塞ぐ境界
蝉の音=考える余白を埋めるノイズ
こういうことか
>>82
蝉の音はノイズキャンセルイヤホンで消せる
独身最強
映画館も平日昼なら隣に誰もいない
あれが一番の夏だろ
音の扱いは重要だと思う
規約的には関係ないけど、環境音が強いと説明台詞が少なくても成立しているように見える
実際には情報が増えているだけで、余白とは別物かもしれない
>>84
その通りなんだけど、邦画はな〜
余白を作った顔をして、最後に主人公が全部しゃべる
長回しが美しいと思ったら急に回想とモノローグで答え合わせ
そこで名作感が死ぬ
答え合わせされると急に観光パンフになるんだよな
この町には悲しい過去があって〜みたいなやつ
いやイオンしかないんだが
過去より今のバス時刻表を見ろ
ずっとROMってたけど
たぶん説明されると冷めるのは、こっちが勝手に偽物の実体験を作ってる最中だからだと思う
映画側が答えを言うと、その捏造作業が止まる
あ、自分は今だまされてたんだってなる
でもだまされたいから見てる
ここが面倒くさい
>>87これ
観客は納得したいんじゃなくて、納得する直前の感じを味わいたいんだと思う
入道雲の向こうを見せたら終わり
田舎道の到着先を言っても終わり
>>88
ただ、何も説明しない作品を全部名作扱いするのもリスク高くないか
制度的には評価軸を分けるべき
省略が上手い作品と、単に描写不足の作品は別
>>89
それを分けられない観客が雰囲気映画とか言い出す
邦画はな〜、作る側も見る側も夏の光に責任を押し付けすぎ
キューブリックなら雲ひとつで逃げない
キューブリックがうちの県道撮ってもコンビニまで12キロ問題は解決しないだろ
東京モンには分からんだろうな
入道雲の下は詩じゃなくて普通に熱中症だぞ
熱中症対策なら家が最強
遮光カーテン、エアコン、サブスク、冷凍ピザ
独身最強
夏映画の正体は外に出なくていい理由
>>82を修正
名作感の正体
1 映像が実体験っぽい偽物の記憶を作る
2 田舎道が選択肢のなさを出す
3 入道雲が先を塞ぐ
4 音が余白っぽく情報を埋める
5 説明すると全部バレる
これでどうだ
>>93
概ね分かるけど、5は作品による
説明が必要な場合もある
全部バレる、という断定は少し強い
ただこのスレの範囲ではそう見える作品が多い、くらいでは
>>93
整理は上手いが納得はしてない
邦画はな〜で終わらせるのも雑だし、記憶補正で終わらせるのも雑
でも眠い
長回しで寝る
>>93 >>94 >>95
細かいけど5は「説明すると全部バレる」じゃなくて
「説明の仕方を間違えると、こっちが作ってた余白が消える」かもしれん
寝る前に修正案だけ置く
深夜のテンションで言うけど
入道雲ってラスボスの城みたいな顔してるよなwww
でも行っても何もない
田んぼと用水路
夜だから許せ
>>97
用水路を舐めるな
夏映画なら少年が覗き込むけど
現実だと普通に危ないから町内放送される
>>98これ
不穏さの正体、死の匂いとかじゃなくて
地元民の生活上の注意が観光客には詩に見えてるだけ説
通りすがりだけど
夏映画の田舎道は、懐かしい場所じゃなくて
戻れない場所として撮られてるから強いんだと思う