【号泣】3年間「七時十二分」で止まった駅前の時計、最後のレスで全部持っていく
ただ>>1が淡々と物語を書くだけのはずが、止まった時計と白い封筒をめぐってスレ民が静まり返る展開に。茶化しと考察が入り混じる中、最後には“待つ”ことの意味まで変わっていく名スレ感がすごい。
需要あるか知らんけど、思いついた物語を淡々と書いていく。
別に名作とかではない。
オチがあるかも分からない。
レスがついてもつかなくても書く。
脱線、雑談、考察、茶々入れ全部自由。
とりあえず始める。
駅前の時計は、三年前からずっと七時十二分で止まっている。
けれど、直らなかった。
電池を換えても、歯車を換えても、盤面ごと新しくしても、針は七時十二分に戻った。
噂は簡単だった。
七時十二分に時計を見上げると、誰かが後ろに立つ。
ただ、時間だけはみんな同じだった。
七時十二分。
朝だったか夜だったかは、誰も覚えていないのに。
少年は封筒を拾い上げた。宛名はなかった。ただ、裏側に小さく日付だけが書かれていた。三年前の、今日の日付だった。
仮時系列
三年前以前 花屋あり時計稼働
三年前今日 大雨停電電車遅延
7:11 時計は動いてる
7:12 時計停止、封筒拾得記録
現在 少年が封筒を拾う
定期券の裏には、細い鉛筆の字で、ひらがなが三つ書かれていた。ゆきへ。
スピーカーから流れたのは案内ではなかった。女の人の声で、今日は迎えに行けない、ごめんね、とだけ言った。
少女は一番上の切り抜きを読んだ。駅前交差点で、母子を巻き込む事故。時刻は午後七時十二分ごろ。そこで文字がにじんでいた。
ゆきへ。夕飯は冷蔵庫にあります。温めるときはラップを少しだけ開けてください。そんな普通のことから手紙は始まっていた。
少女は最後の行を読んだ。遅くなったらごめんね。先に帰らず、時計の下で待っていてください。
僕は、待っていたゆきだよ。少年はそう言った。帰ったゆきは大きくなった。でも待っていたゆきは、ここで七時十二分のまま残った。
少女は小さく息を吸った。そして、待っていたよ、と言った。誰に向けた言葉か、自分でも分からなかった。
けれど少年は、時計を直さなかった。七時十四分のままでも、もう誰も閉じ込めていないと思ったからだ。
七時十四分なら、まだ帰れる気がする
元スレッド: >>1が物語を淡々と書いていくだけのスレ(1000レス)