【朗報】謎の激マズ自販機ドリンク、缶底の一言から町との縁を生んでしまう
近所の自販機にだけ売っている謎ドリンクを買った>>1。味は微妙なのに、缶底の手書きシールから話はまさかの方向へ転がっていく。
金曜の夜だし聞いてくれ。味は微妙だったが、そこから変な縁が始まった。
飲み終わって、なんか置く時にカツって変な感触がしてさ。
見たら缶の底に小さい丸いシールが貼ってあった。
直径1センチくらい。白いやつ。手書きで「またね」って書いてあった
買った。
先週と同じ140円。
取り出し口から出てきた缶をその場でひっくり返したら、またシールがあった。
今度は「おつかれ」って書いてあった
>>46
それは思ったからすぐ帰った。
で、家で飲んだらやっぱり微妙。
先週より冷えてた分だけマシだったけど、湿ったラムネに青りんごの皮を足した感じ
話しかける勇気はなかった。
でも向こうが台車を少し寄せてくれて、俺が軽く会釈したら、向こうも会釈してくれた。
その時なぜか、缶を買うのが悪いことじゃない気がした
で、補充の人が帰ったあとに買った。今度のシールは「きょうもおつかれ」だった。正直ちょっと効いた
自販機の横に古い庇があって、そこで雨宿りしてたら、杖ついたおじいさんが来た。傘を畳みながら「まだ買う人いるんだねえ」って言った
おじいさんいわく、店のおばあちゃんが腰を悪くして店は閉めた。でも自販機は業者さんが続けてくれてるらしい
貼り紙の字のことを聞いたら、おじいさんが笑って「あれは向かいの子だよ」って。雨の日に誰かが滑ったのを見て書いたらしい
帰り際、おじいさんが「また買ってやって。あれが光ってると、まだ店があるみたいでいいから」って言った
自販機の横の空き缶入れがパンパンだったから、コンビニでもらった段ボールを持って行った。何してんだ俺とは思った
箱の底に、前から貼ってあったシールと同じ丸いシールが貼られてた。今回は「ありがとう」だった
そのシールの横に、小さいメモが挟まってた。ひらがなで「からのはこ ありがとう。じどうはんばいき すき」って書いてあった
ちょっと長くなるが、人生が変わったって大げさに聞こえるけど、こういう変化も含めていいと思う。
帰り道で一つ見るものが増える。
次に行く理由が少しだけある。
それだけで生活は前と同じではない。