【悲報】未来の自分「会社行くな」→本当に止めるべきだったものが重すぎる
午前4時のコンビニで、自分と同じ顔の中年に声をかけられた>>1。最初は未来人ホラーかと思いきや、スレは会社・母・後悔が絡む地獄の展開へ。
>>1 眠れなくてアイス買いに行ったら、レジ横で俺と同じ顔の中年がホットコーヒー買ってた。そいつが「今日だけは会社行くな」って言った。
俺はチョコモナカを持ってレジに向かった。
中年はレジ横のコーヒーマシンの前にいた。
横顔が俺だった。
ただ、目の下と口元だけが先に老けていた。
中年は俺の名前を言った。
下の名前ではなく、家で母が呼ぶときの言い方だった。
それで足が止まった。
店員はずっとレジ袋を一枚ずつ開いていた。
中年は財布を出すふりをして、鍵を見せた。
俺の部屋の合鍵だった。
青いタグに、昔の俺の字で部屋番号が書いてあった。
そのタグは三年前に捨てたものだった。
俺は続きを聞こうとした。
中年は首を振った。
「全部聞くと、行く理由を探す」
そう言った。
意味は分からなかった。
会社のグループチャットも動き始めた。
「今日の棚卸し前倒し」
「現場に入る人は私物持ち込み禁止」
「外部には話さないこと」
未読が増えていった。
中年に、会社には行くなと言われた理由を聞いた。
中年は、会社に行ったからではない、と言った。
会社に行ったあと、電話に出なかったからだと言った。
中年は、自分も倒れたと言った。
母の病院に向かう途中ではなく、倉庫で倒れたと言った。
気づいた時には病室だった。
隣の病室に母はいなかった。
中年は窓の外に立っていた。
俺に、会社を休めと言ったんじゃない、と言った。
お前を休ませろ、と言った。
タクシーが出た。
母はベッドの横の棚を指した。
白い紙袋があった。
中に、昔使っていた弁当箱が入っていた。
高校の時のものだった。
メモ帳を開いた。
退職届、と打った。
その下でしばらく止まった。
会社名より先に、自分の名前を書いた。
少し待ってくれ。
ここで一つ訂正がある。
>>1を書いたのは、アイスを買いに行った俺ではない。
レジ横でホットコーヒーを買っていた中年の方である。
これは救えた世界線の話ではない。
俺は止められなかった。
若い俺は会社へ行き、母はその日の昼過ぎに一人で起きた。
弁当は食べられないままだった。
退職届は保存しなかった。
メモ帳を閉じた。
会社に向かう電車の中で、俺は母に電話をしなかった。
そのことを、ずっと覚えている。
ホットコーヒーはもう冷めた。
次の4時まで、少し眠る。
今度は、最初に母の話をする。
ここまでが1話目。
元スレッド: 午前4時のコンビニで未来の自分に会った話(163レス)