【不思議】終電を逃した男、無人駅で“朝になった人から帰る”ラジオ体操を聞いてしまう
飲み会帰りに逆方向の終電へ乗ってしまった>>1。たどり着いた無人駅で、午前4時半に流れ始めたラジオ体操がだんだんおかしくなっていく。
需要あれば書く
先に言うとホラーではないと思う
でもあの朝だけ妙に覚えてる
ホーム降りたら無人駅だった
駅舎は古いけど電気はついてる
外はまだ真っ暗で、始発まで2時間ちょいって表示だけ出てた
温かみで電車は来ない
>>21
そこから
4時半すぎくらいだったと思う
駅の外から急にスピーカーの音が鳴った
チャイムじゃなくて、あの夏休みの朝みたいな音
広場には誰もいなかった
でもスピーカーだけ鳴ってて、男の声で「腕を前から上にあげて」って聞こえた
そこでなぜか俺、待合室から出て見に行った
スピーカーは公民館っぽい建物の軒下についてた
古い箱みたいなやつ
音が割れてて、声だけ妙に近かった
最初は本当に普通だった
腕を前から上にあげて、背伸びの運動
ただカウントが少し遅い
いち、に、さん、し、の間が長い
で、二つ目か三つ目くらいで変だった
「腕を振って足を曲げのばします」までは同じ
そのあと「戻る人を見ます」って聞こえた
聞き間違いだと思った
でも次に「胸を反らせて、線路の方を向きます」って言った
普通は胸を反らす運動だけど、線路の方とか言わないだろ
嘘の密度が高い
そこから音が一瞬飛んだ
ザザッてなって、急に終盤の深呼吸みたいなゆっくりした曲になった
男の声で「息を吸って、朝になった人から帰ります」って言った
その時ちょうど空が白くなってきてた
音が止まったら鳥の声とか普通に聞こえて、急にただの朝になった
それで駅に戻ったら待合室の時計が5時12分だった
新しい公民館から古い朝が流れるな