【朗報】終電後の駅で「明日の自分」に会った結果、スレ民の人生相談まで救われる
終電を逃した深夜のホームに現れたのは、濡れた靴を履いた“明日の自分”。怪談として始まったスレは、母との後悔と面接前夜の社不救済へ転がっていく。
創作半分、夢で見た話半分。
眠れないやつだけ付き合ってくれ。数レスずつ投下する。
階段の方から足音がした。
最初は駅員だと思った。
でも改札は閉まっていたし、アナウンスもなかった。
足音は一段ずつ近づいて、ホームに出たところで止まった。
俺だった。
そいつは俺と同じスーツを着ていた。
ネクタイも同じだった。
ただ、靴だけが違った。
俺の靴は濡れていなかった。
そいつの靴は、雨の中を歩いたみたいに黒く光っていた。
そいつは俺を見て言った。
「明日、会社に行くな」
階段を上がった。
照明は半分だけ点いていた。
昼間は人の流れで見えないタイルの汚れが、妙にはっきり見えた。
改札は全部閉まっていた。
シャッターも下りていた。
ただ、一番端の自動改札だけが青く光っていた。
そいつはポケットから切符を出した。
白い切符だった。
濡れていた。
印字は少しにじんでいたが、日付だけ読めた。
明日の日付だった。
そいつはそれを俺に渡した。
「明日、何がある」と聞いた。
明日の俺は改札の青い光を見ていた。
「小さい失敗がある」と言った。
「それを直そうとして、大きく間違える」
声は俺の声だった。
録音を聞いているみたいで気持ちが悪かった。
>>53
俺も事故だと思った。
明日の俺は、シャッターの向こうを指したまま言った。
「落ちるのは、お前じゃない」
昼間のホームで、俺の背中の横に女が立っていた。
スーツの上に薄いコートを着ていた。
スマホを耳に当てていた。
俺の母だった。
俺は電話に出なかった。
そのときの夢の俺も、現実の俺も、たぶん同じことをした。
鳴っているスマホを見て、音量を下げた。
母とは二週間話していなかった。
最後に話したとき、俺は面接のことを言わなかった。
働いているふりをしていた。
母はホームの端に立っていた。
電車はまだ来ていなかった。
風だけが先に来た。
母のコートの裾が揺れた。
その後ろで、昼間の俺がスマホを見ていた。
俺はメールの画面を開いていた。
宛先は面接先だった。
件名は、辞退のご連絡。
本文は空だった。
俺は、ごめん、と言った。
声になったかは分からなかった。
母は耳にスマホを押し当てたまま、ホームの内側へ一歩下がった。
昼間の俺が顔を上げた。
母と目が合った。
メールの画面は、閉じられた。
その瞬間、隣にいた明日の俺の影が薄くなった。
>>102
俺ならこう送る。
お世話になっております。
明日の面接時間について、私の確認不足で認識に誤りがありました。
ご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
可能でしたら、改めて面接のお時間を頂戴できますでしょうか。
以下の日程で調整可能です。
○月○日 ○時以降
○月○日 終日
○月○日 ○時〜○時
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
送った
既読ついた
死ぬ
いや送れたからまだ死なない
お前らありがとう
就職はもう詰んだと思ってたけど、明日というか次の自分に任せる
>>118
送れたなら今日は勝ち
返事来るまで水飲んで寝な
明日の自分とか難しいことは知らんけど、明日の自分が少し楽になることを今やったんだから十分だよ